二日目

6時に起床、ダイブマスターが乗客を起こしに廻っています
外はまだ真っ暗、顔を洗い髭をそり、コーヒーとクラッカーを軽く流し込み、ブリーフィング
ちょっと変だったのは、寝て入る間にボートが移動していた事でした
辺りはまだ真っ暗で、ライトが欲しいくらいの ナイトダイビングを思わせる感じです
準備をしていると次第にうっすらと明るくなり、エントリーしました


二日目 1本目です

MILLN REEF
THE WAHALE
2000.7.21  快晴

潜水時間

ENT 7:01 TIME0:42 最大水深 −20.2M
EXT 7:43 安全停止 平均水深 −11.9M
透明度 20M〜 タンクデータ 開始圧 200
水 温 23.7度 残 圧 65


今回は、水底25mから水面までそそり立った巨大な珊瑚の根を一周すると言ったコースです
大きなウミウチワがあり、それを起点に30分くらいかけて一周してくるのですが、途中クマザサハナムロ等が群れ、とても綺麗です
サワラも見た事も無いくらい大きいのがいます、マダラハタもでかくて圧倒されます
この時間は、色々な魚が朝食時間です、縄張りを争って追いかけあったり、みんな忙しそうに動いています
時折砂煙が上がっているのが見えますが、ヒメジが砂を掘り返しているのです 凄い勢いで延々と長時間掘っているので、その周辺の透明度が落ちています

水中で同じ船のダイバーと(他に船はいない)何度かすれ違います、手を振り合って挨拶し、言葉は通じ無いけれど 水中ではコミニュケーションが図れます
この辺から僕達も、みんなの輪の中に入り込むきっかけになって行きました

マダラハタマダラタルミYGクマザサハナムロ


EXITすると すっかり空は明るくなっていて 今日も良いお天気です
既に朝食の用意が出来ていました 朝食は何と、コーンフレークが3種類ほどと果物でした 何と簡単な朝食なのでしょう しかし誰一人文句も言わずに黙々と食べています
このように お腹を満たす食事と味わう食事を完全に使い分けている国民性なのでしょうか...?
僕達も驚きはするものの、特別文句はありませんでした 郷にいれば郷に従えです

遠くでクジラが
食事の後サンデッキでくつろいでいると 突然スタッフが何やら騒がしく上がってきた どうやらクジラがいるようである
指差す方向を見ると 遠くでミンククジラが飛び跳ねている(何と言うのか忘れました)水しぶきを立てているのが見えています
遠いのが残念ですが、取りあえずこれでクジラもGETと言ったところです


中央の白く見えるのが飛び跳ねたクジラのしぶきです

その後ケアンズからのデイトリップのダイビングボートTUSAVがやってきました
僕達のすぐ後ろにアンカーリングをして、準備をはじめています
この船は、僕達と違って日本人が多そうです

二日目 2本目です

MILLN REEF
THE WAHALE
2000.7.21  快晴

潜水時間

ENT 10:33 TIME0:56 最大水深 −14.3M
EXT 11:29 安全停止 平均水深 −8M
透明度 20M〜 タンクデータ 開始圧 200
水 温 24.2度 残 圧 56


同じポイントですがコース取りを変えてみました
林の木ようにそそり立つ珊瑚の合間をくぐり抜けて行く まるで迷路のようになっている地形です
その所々に小さなプールのようになった砂場があります 良く見ると小さなハゼが何種類かいます
特にカニハゼは、その姿からとても可愛いキャラクターです 2匹でいつも仲良くいます
丁度マクロレンズに変えていたので 良かったです
他には、無数のベラやアネモネフィッシュなど沢山います 下ばかり見て写真を撮っていると つい方向感覚を失ってしまいそうです
夢中になっている僕を AOKIパパは、常に上から見守ってコンパスを合わせてくれていました
潜行の範囲がかなり広いので、一度方向を失うと透明度が良いにもかかわらず船に戻れなくなります なれた頃には気をつけましょう
小さい物をいっぱい探して廻った面白い一本でした

ライオンフィッシュコクテンフグ変わったダテハゼ?



スタッフの彼女と一枚 頂きました

昼食の後、今度は次のリーフ FLYNNリーフへと移動しました
船の上からでは、みんな同じように見えて 何処がどう違うのか良く解りませんが 早く潜りたいものです

この間に、手製のケーキを焼いてくれます、かなり甘いケーキですが美味しいです
食事の方はかなり大雑把ですが ケーキは手が込んでいて毎日1〜2回作ってくれていました
こう言う料理などは 女性クルー一人で賄っています 手際良くあっという間に30人分の食事を作り、食器も洗い、ケーキも焼く
しかも合間を見つけて潜ってもいました 凄いです うちの妻にも見せてやりたいものです

二日目 3本目です

FLYNN REEF
GORDONS MOOR−INC
2000.7.21  快晴

潜水時間

ENT 14:53 TIME0:49 最大水深 −14M
EXT 15:42 安全停止 平均水深 −8M
透明度 20M〜 タンクデータ 開始圧 200
水 温 24度 残 圧 84


ここはまるで珊瑚のジャングルのようなところです
大きな造形珊瑚やテーブル珊瑚などが折り重なるように積み上げたようになっています
その合間を水路が無数にあり迷路になっています、一つ間違うと袋小路にはまり込んでしまいます
水深は、非常に浅く ゆったりと楽しめます
数種類のハタや、タカサゴやベラなど豊富に魚がいます しかし、同じようなところばかりで だんだんマンネリ化してきたのは、ちょっと贅沢な話しですかな

XXカエルウオコクハンアラYG?ハゼ



サンセットは とても綺麗でした


夕食の後、今日はナイトダイビングに参加します
昨日早く寝たので、今日は体調が絶好調です 4本目行きます...上がってからのビールが楽しみです

二日目 4本目です

FLYNN REEF
GORDONS MOOR−INC
2000.7.21  快晴

潜水時間

ENT 19:12 TIME0:35 最大水深 −11.2M
EXT 19:47 安全停止 平均水深 −6.3M
透明度 20M タンクデータ 開始圧 200
水 温 24.3度 残 圧 119

ナイトはさすがに二人だけでは危険と判断し、ビギナーチームの後を付いて行く事にしました
ガイドをしてくれるのは何と、船長さんです
3本目と同じ所を 船から差ほど離れずに廻ってきます
途中、大きな亀が頭から穴に入って寝ていました しかも二箇所で見ることが出来ました
横幅が僕の手を広げたくらいある巨大な亀でした
船の明かりがとても綺麗に見えていて、またその灯かりに沢山の魚が群れてきています
その中に大きなローニンアジもいました、ダイバーの合間を我が物顔に自分の縄張りとばかりに泳いでいました


本日のダイビングは全て修了しました
かなり気温も下がり、寒くなって来ました ショップで上着を買ったのは本当に正解でした
サロンでビールを飲みながらログを付けます
日本から持って行った ビールのつまみ、イカの燻製と海苔巻あられなどを食べていると(注−本当は持ち込めません)数名が不思議そうに寄って来て、いったい何を食べているのかと...?
食べさせた後に、実は イカの燻製と言うと みんな複雑な顔をしていました
あまりなじみが無い様です、しかし 海苔巻あられは好評だったようです...こんなところで国際親善をしてしまいました
そう言えば、いま沖縄サミットをしているのでした